ドラマわたしを離さないで３話感想

（絵は深谷id:fukayan0628より）

 

面白かった。いやここで面白かった言うてまうと前の２話の感想（続けて読んでくれている人がいればです）が原作原理主義による文句と難癖と淡い期待で構成されてたんで、今まで面白くなかったんかいみたいな感じになるんやけどそうではないです。あと、面白かったら言いたいことなくなります。面白い。

 

 ここからはおまけです。

どうなるんだ〜と今までより強く思ったんですよこれは。前回までは見せ場を作るための要素が押し出されていて歯車が噛み合い切れてない感じがしたけど今回は例えてサーファーを浜辺で見ているようなものではなく、波と共に風を感じてるって思った。

あと、あれここの気持ちとか強調しすぎじゃない？ とか水川あさみ超絶うっといみたいな、どうしてこんな強めなの？ ってのが今回は見ててスッと入ってきた。これまで水川あさみが浮いていたわけだ。例のCDを見せて反応を見る水川あさみは歴代むかつくシチュエーションランキングに入った。音楽も盛り上げどこでちゃんと鳴ってるしってこれは他に褒めるとこないときに言うやつ。

 

伊藤歩演じる新人教師も落ちかたも強めにしてあるというか落差が激しいというべきか、前回までの新人教師が異世界からやってきたかのようでそこからこの世界に馴染ませようとしたらあんなになっちゃったのがなんか丁度いいなと思った。どう足掻いたって空振りにしかならない動きしてたし、下手したら周りもろとも地面が抜けてみんな落ちるような動きを新人教師ひとりがやっていた。自己啓発でどうにかなる状況でもなし。序盤では伊藤歩のような役が必要だといっても必要以上に出しゃ張ってて、だからなんでここに呼んだんだってのをずっと思ってた。キラキラしすぎてた。でも容姿のダメージが伊藤歩ひとりだけに覆いかぶさってたのが解せん。麻生祐未や甲本雅裕が全く老けてないのに見てて悲しくなった。それもある目的のためには老いすら退けるみたいな強い決意って思わんでもなかった。

あと、なぜかいろいろ情報持ちで達観してるにも関わらず目が死んでいないハーフの子がいい仕事した。ほぼほぼ知っているのに何かを変えようとしないのが新人教師とは違う、この世界に何か別の見方を与えてくれそうで期待感が高まる。おそらくすぐにはあのバスの中での表情の意味も分からなそうだがすごい気になる。もしも潜入探偵みたいな誰にも知られず、ただ目的のためだけに行動している人なら一気に好きになりそうだ。

 

来週からは場所と一部の出演者が変わって原作でいうコテージ、少人数で暮らす寮が主戦場になるみたいだ。綾瀬はるか等が泊まる場所が波乱の予感がプンプンするほどこれまた荒れ果てていて少し笑った。いつまで耐え忍ばないといけないんだシンデレラか。

今回はここまで。