気まぐれタンヒット

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ドラマわたしを離さないで7話感想【ネタバレ】

f:id:shitashito:20160227212639j:image(絵は深谷id:fukayan0628より)

 

愛おしいみんな。

出だしからもう、馬場園さんから愛おしさが溢れ出して終わりまで続く。

馬場園さん、ってさん付けしてしまう。なにか彼女からは小さな生活を大切にしているようなものを感じる。基本「てへっ」の顔なんだけど、その顔で気を遣われるとこちらも「ああ、背後に感じるもろもろ愛おしいぜ、、、」ってなる。

水川あさみもこれまでいろいろあった。しかし今となっては愛おしい。特にロビーで遠くを見つめて物思いに耽っていたシーン、手紙の返信を読めずにそっぽを向くシーン、愛おしい。三浦春馬、こそこそっと車に乗り込む。愛おしい。

感情を露わにする演技は分かりやすく、盛り上がりも作れるだろう。今回のような静かな演技で展開していくのは個々人の気持ちがゆっくりこちらに染み渡ってくる。

 これだけ愛おしいと近いうちにまとめて叩き落とされるのではないかと心配してしまうほどだ。提供者同士はぶつかり合いながらも通じあって尊重しあっている節が感じられるが、彼らじゃない私たちと同じ普通の人間からはぞんざいに扱われている描写も挟まれるだけにそう感じる。

 

愛おしいのはそれでいいのですが気になったところ。先々週あたりからあれっと思ったのだけれどちょいちょい笑いの要素が本当あれっ? 今の、、、と思うレベルで入ってくる。女でおっぱい、デカいと聞いて三浦春馬の中では綾瀬はるかが浮かぶらしい。あいつしかいないんだろうけど、どうなんだ。

自分読み書き苦手なんすよって言う子がやたら語尾に「っす」を付けてくる。これもどうなんだ。っすを付けたら体育系というか部活動系に見えなくもないし、それで運動は出来て座学は弱いって属性を付けようとしているのか。もう一回言うけどどうなんだ。

で、三浦春馬が俺も違う学校に育っていたら読み書きがおそらくできなかったであろうみたいなこと言うんです。そうそう、そうなんだ。子供の時の彼はうまく周囲に気持ちを伝えられなかった。それがこんなにまあ、かつて助けられ、かつて振り回されて呆然とする日々を経て見るとよくぞここまでと思える。これまでに薄かった意思を強く感じた。

水川あさみが言っていたように彼はどこか別の方を向いていて目の前で起こっていることにあまり向き合っていないまたは興味がいつも逸れていく。それでサッカーが受け皿となって上手くなったいったのであろうが私たちから見て、もどかしい行動を繰り返していた。車中で水川あさみと話している時の三浦春馬は子供の頃のキラキラとした気持ちを取り戻しただけじゃなく、しっかり向き合っている様が感じられた。

こじれた関係が整理されて次に向かう場所へと進む彼らを優しい目で見つめていきたいものだ。

今回はここまで。