気まぐれタンヒット

したしとが書いている雑記ブログです。

ゼルダ3銃士の違う違うそうじゃない意思表示を伴うアイコンについて

 

任天堂から発売されている持ち運びしやすく裸眼で3Dが楽しめるものの3Dをあんま長いこと見つめると目がちょい痛くなるため3Dスイッチ切っちゃう折りたたみ型2画面ゲーム機、「3DS」で同じく任天堂から発売されている「ゼルダの伝説トライフォース3銃士」こと上斜めから金髪ショタ男子を操作し場に用意された謎を隣に来い来いまたはネット介してほいほい集まれと画面中のキャラで、用意された謎を解こうと意思疎通にやきもきする人間3人がプレイ出来る、いちおうの目的はあるんだけど開発者からのなかなかそうは行かせないよ君ふへへゲームが面白い。

 

わたしがこのゲーム、ゼルダの伝説トライフォース3銃士にて悩ましくもこれが無いとねってあれこれと思っているのは意思疎通に使うアイコンのこと。ネットを介した場合、意思疎通を図るアイコンが用意されている。下画面にこれが表示されて、
 

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上画面にこういう風に表示されたりする。
 
 

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隣に人間がいてあれこれ使って意思疎通を図れたなら味わえない気持ちになるゲームだ。で、このアイコン、
 

 

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若干吊り上がった眉とビックリマークで相手を呼ぶたびに焦燥感が伝わってしまうが焦ってはいない。焦った気持ちを伝えても事は成し遂げられないっていうのに! クスッと笑うつもりが「今、鼻で笑ったやろ!?」のような違う、そうじゃないんだ微笑ましさで相手を軽く肯定するつもりなのに上から目線で蔑んだように受け取られるような、君は声が小さいねと言われたので声を張ろうとしたら「怒ってんの?」と言われるような、あの悲しさがある。しかもこのアイコン、連打できるんだ。ネットを介して一緒にプレイする人はほぼ見知らぬ人なのに少し使いにくいよこれ。。。
現実世界にてこのアイコンのような表情と声の張りを使うときは、予定に少し遅れているってのに何か別のことをしている人を諌めるときなのではないかとか色々考えてしまった。
 
このゲーム、意思疎通に使うアイコンに何かしら焦りを伴ってしまうもどかしさが(おそらく)意図せずに紛れ込んでしまっているのだ。しかし、ここで任天堂何やってんのと言ってもこのゲームはクリアできない。コミュニケーションは相手が受け取ったものが全て。それ込みで人と人との関係をより良く築いていきたい、いかなければならない。任天堂から差し出された操作形態で、両親から授かった肉体で、ハイラルという世の中という難しいときもあり簡単なときもあるあれこれをちょいちょいしていかなければ生きてはいけない。
でも、私はあまりこのアイコンを使わないようにしている。世界の隅っこにルビーというこの世界での通貨にあたるものが隠されてあっても無視、前に現れし時のみ取る体力回復のハート、ただたださりげなく寄り添ってそこはかとなく方向を示すのみ。
 
これは批判なのではないが、りーちゃん(仮名)という、いかにもお母さんがそばに居ますよ感がある名前のプレイヤーと一緒になった。プレイヤーは謎解きの場に飛ばされると、一人ひとつのアイテムを取りし謎解き野郎になりて繰り出すのだが、このりーちゃんさんはアイテムの前でこっち来てを連打しまくった。わたしともうひとりのプレイヤーはすでにふたりとも取っ掛かりに引っ掛けて移動ができる道具のクローを取っていたので残りは水が吹き上がる道具のロッドしか残されていないその前でりーちゃんさんは「こっち来て」を連打しまくった。
実際はどうだか確認のしようがないが、わたしのなかでキャラにりーちゃんという名前を付けた子供が3DSをもって駄々をこねる様子が目に浮かんだ。実際は駄々なんてこねてないかもしれないが、この、眉が少しつり上がっている表情を連打したら駄々や。
 
ところで想像してみる。楽しみにしている学生旅行。課外学習はスキーだ。最初はみんなで固まってインストラクターに滑り方を教えてもらう。颯爽と滑る一団。ところが後方を滑っていた学生がひとり、柵に引っかかってしまう。インストラクター含む他のみんなは下のなだらかな部分でこちらを見て待っている。焦るほどになかなか外れない柵。その心持ちを持ってゼルダ3銃士で相手が何をしているかと視点移動をしようとしたら画面の右から左へ流れるようにこう表示される。

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したしとりんくのことが気になっているようだ
 
一緒だ。相手をジト〜〜っと見て、早くしろよ…と思っているのが薄っすらと伝わる表現の仕方にわたしはたじろいだ。確認したいのに使いにくい。仕事でやたら業務の進歩を確認しにくるようなイヤらしさが混じる。なんだよ、信じて任せてくれないのかそんなに部下が信じられないのなら自分でやりゃいいじゃねえかこの野郎。現実世界であればさじ加減の調整も出来、フォローも間に合うだろうがゲームではボタンを押すか否かで情報が固まりとなって同じ方向に一回だけ飛ぶがために、その取り返しのつかなさに慎重になるっていうのに、このアイコンあかんから瞑想して待つことになる。信じて待つ、現実世界を含むあらゆる場面でそう務められたならばと、そう思ってしまった。これは仕事なのだ。
 
楽しいのでクリアまで頑張ります。